デバイスの操作モードを利用すると、バッテリー寿命を節約したり、必要時にデータが送信されるようにするなど、Trackunit Raw デバイスがさまざまな状況下で最適に動作できるように動作方法を調整できます。
Trackunit Raw デバイスのデフォルト操作モードは、常に通常モードです。 長期保管、輸送または安全のために特定の要件がない限り、ほとんどの状況に最適なオプションです。 一般的な機材の動作または保管状況では、このモードで十分です。
注: 操作モードは現在、Trackunit TU500、TU600、TU700 デバイスのみで利用できます。
利用可能な操作モード
基本の操作モード
通常、デバイスの使用期間を通して、基本の操作モードだけで十分であり、特別な要件がない限り、インストール後に変更する必要はありません。
通常
高可用性
バッテリー保護
一時的な操作モード
一時的な操作モードは、通常、一時的な運用上のニーズに対応する場合のみに使用されます。
在庫
輸送
制限あり
💡 ヒント
「通常」モードは、通常、ほとんどのユースケースで正常に動作します。
他のモードは、(保管や輸送などの) 明確なニーズがある場合にのみ選択します。
モードの変更前には、必ずデバイスのファームウェアと互換性を確認します。
各操作モードの説明
注: TU700 ファームウェア 2.5 以降、デバイスを通常モードで使用する場合に入力 2 への配線が必須となる依存条件が追加されました。 この変更は、取り付けガイドの推奨事項と一致しています。 変更に至った理由と、入力 2 が取り付けられない場合の代替モードに関する詳細は、以下の表を参照してください。 TU600 の取り付けには、この依存条件はありません。
モード | 最適な対象 |
通常 | 通常モードはデフォルトであり、最も柔軟性が高い操作モードです。ほぼすべての設置環境に推奨されます。 入力 2 が配線されている場合、通常モードは高可用性モードよりも高い可用性を提供し、かつバッテリー保護モードよりも優れたバッテリー保護を実現できます。 これは、TU700 が機材の使用時のみ電源がオンとなり、使用していないときは電源がオフになるためです。 |
高可用性 | 高可用性モードは TU700 のみで利用可能であり、入力 2 が配線されていない設置環境、または電力効率よりもデータの可用性を優先する場合を想定しています。
また、リチウムイオン電池システムの特性により、入力 2 を配線しない完全電動機械 (車両) にも使用できます。
入力 2 が配線されている場合は、通常モードが推奨されます。 |
バッテリー保護 | バッテリー保護モードは TU700 のみで利用可能であり、入力 2 が配線されていない設置環境、またはデータの可用性よりも電力効率を優先する場合を想定しています。
また、鉛蓄電池システムの特性により、入力 2 を配線しない内燃機関機械 (車両) にも使用できます。
入力 2 が配線されている場合は、通常モードが推奨されます。 |
在庫 | 在庫モードは、通常、レンタル デポなどで長期間保管される機材に使用されます。
このモードは、輸送中の用途や、入力 2 が配線されていない設置環境では使用しないでください。 |
輸送 | 輸送モードは、通常、OEM からの出荷など、輸送中の機材に使用されます。 このモードは、機材がバッテリー消耗状態で現場に到着し、オペレーターによる再充電が必要になることを防ぐのに役立ちます。
このモードは、入力 2 が配線されていない設置環境では使用しないでください。 |
制限あり | 制限ありモードは、通常、事業者が機材の非使用期間中にテレマティクス機能を完全に無効化したい場合に使用します。
Trackunit Raw デバイスは、入力 2 によって機材の使用が検知された場合にのみ起動します。
このモードは、入力 2 が配線されていない設置環境では使用しないでください。 |
報告頻度
以下に、各操作モードにおける標準テレメトリー データの想定報告頻度を示します。
注: CAN や Modbus などのプロトコル データはより柔軟に設定できるため、ここでの仕様どおりの頻度にならない場合があります。
モード | 移動中 (稼働中) | 停止中 (起動状態) | スリープ中 |
通常 | 2分 | 15分 | エンジンの停止状態、または電圧がしきい値以下の状態が184時間継続した後、24時間に1回へ動的に減少 (詳細は下記技術要件を参照) |
高可用性 | 2分 | 15分 | 電圧がしきい値以下の状態が120時間継続した後、24時間に1回へ動的に減少 (詳細は下記技術要件を参照) |
バッテリー保護 | 2分 | 15分 | 電圧がしきい値以下の状態が120時間継続した後、24時間に1回へ動的に減少 (詳細は下記技術要件を参照) |
在庫 | 2分 | 15分 | エンジンの停止状態、または電圧がしきい値以下の場合は、12時間ごと (詳細は下記技術要件を参照) |
輸送 | 2分 | 15分 | エンジンの停止状態、または電圧がしきい値以下の場合は、24時間ごと (詳細は下記技術要件を参照) |
制限あり | 2分 | 15分 | エンジン停止状態では報告なし |
技術要件
各操作モードには、特定のファームウェアならびに配線の要件があります。 お使いのデバイスのファームウェア レベルで操作モードがサポートされていない場合は、まずファームウェアの更新が必要です。
操作モードの仕様詳細については、Trackunit 担当者にお問い合わせください。
モード | ファームウェア要件 | 設置要件 |
通常 | TU700: 2.2.15 TU600: 63.08 | TU700 のみ: 入力 2 の配線 最小起動電圧: 9.5 V (12 V) / 19 V (24 V) / 28.5 V (36 V) / 38 V (48 V)* |
高可用性 | TU700: 2.5 TU600: 対応なし | 最小起動電圧: 9.5 V (12 V) / 19 V (24 V) / 28.5 V (36 V) / 38 V (48 V)* |
バッテリー保護 | TU700: 2.5 TU600: 対応なし | 最小起動電圧: 12.1 V (12 V) / 24.2 V (24 V) / 36.3 V (36 V) / 48.4 V (48 V))* |
在庫 | TU700: 2.2.15 TU600: 63.08 | 入力 2 の配線 最小起動電圧: 9.5 V (12 V) / 19 V (24 V) / 28.5 V (36 V) / 38 V (48 V)* |
輸送 | TU700: 2.2.15 TU600: 63.08 | 入力 2 の配線 最小起動電圧: 9.5 V (12 V) / 19 V (24 V) / 28.5 V (36 V) / 38 V (48 V)* |
制限あり | TU700: 2.2.15 TU600: 65.12 | 入力 2 の配線 最小起動電圧: 9.5 V (12 V) / 19 V (24 V) / 28.5 V (36 V) / 38 V (48 V)* |
* 括弧内の値は、対応するバッテリー電圧区分を示します。
操作モードの変更・管理方法
Trackunit Manager で管理ページを利用するには、管理者またはフリート管理者の役割が割り当てられている必要があります。 ユーザーの役割についての詳細はこちら
デバイスの操作モードを変更するには、管理者がデバイスの主要所有権を持つアカウントから Trackunit Manager にログインする必要があります 。
Trackunit Raw のデフォルト操作モードは、常に通常モードです。 長期保管または安全のために特定の要件がない限り、ほとんどの状況に最適なオプションです。 一般的な機材の動作または保管状況では、このモードで十分です。
デバイスの操作モードを変更するには、以下の3つの方法があります。
Trackunit API を使用 (REST / GraphQL)
Trackunit Manager で操作モードを変更する
Trackunit Manager 内で、機材ページまたは管理ページを使用して、お使いのデバイスの操作モードを変更することができます。
機材ページを使用
単一のデバイスに操作モードの変更を適用するのに、最も簡単な方法です。
Trackunit Manager にサインインします。
左側のメニューにある機材ページをクリックします。
編集したいデバイスが搭載されている機材を見つけ、クリックします。
左側にあるサブメニューから [テレマティクス] タブを選択します。
操作モードのセクションまでスクロールします。
ご希望の操作モードを選択し、[保存] を選択します。
操作モードを保存すると、キューに追加され、デバイスに適用されます。 これらの変更の適用状況を確認したい場合は、以下の「管理ページを使用」を参照してください。
管理ページを使用
複数のデバイスに操作モードの変更を適用する場合に、一番簡単な方法です。
Trackunit Manager にサインインします。
左側のメニューにある管理ページに移動します。
左側にあるサブメニューから [デバイス] タブを選択します。
シリアルナンバーの隣にあるボックスにチェックマークをつけて、設定したいデバイスを選択します (同じ操作モードに変更する場合は、一度に複数のデバイスを選択できます)。
画面下部の青いバーにある [設定] をクリックします。
[操作モード] アイコン、[次へ] の順でクリックします。
ご希望の操作モードを選択し、[次へ] をクリックします。
設定ジョブに名前を付けます。後で変更内容を理解しやすい名前にしてください。
選択した設定を確認します。 確認ができたら、右下隅にある [完了] をクリックします。
注: 確認ページには「備考」列があります。 これは、選択項目に問題がないかどうかをお知らせするためのものです。
対応済み: デバイスと操作モードに互換性があり、この設定で進めることができます。
未対応: Raw 以外のデバイスを選択したか、お使いのデバイスが最新のファームウェアで動作していません。 お使いのデバイスのファームウェア バージョンの確認方法や、必要な場合のアップデート方法についての詳細はこちら
許可されていません: 機材の主要所有権を持つアカウントからログインしていません。 詳細情報については、アカウント管理者にご連絡ください。
設定が完了すると、画面の右下隅に、選択した設定が Trackunit Manager に適用されたことを示す通知が表示されます。
一方「操作モード」列には、設定が正常にデバイスに適用されるまで、「保留中」と表示されます。 処理が完了すると、「保留中」のステータスは表示されなくなります。
Verify を使用して操作モードを変更する
Verify を使用してインストールしている場合は、Verify から直接デバイスの操作モードを変更できます。
Verify に移動します。
デバイスのシリアルナンバーを入力し、[Find] (検索) をクリックします。
Operating Mode (操作モード) のセクションまでスクロールし、ここでモードを変更します。
[Save] (保存) を選択すると、変更がキューに追加され、デバイスに適用されます。
操作モードの変更を確認するには、Trackunit Manager の管理ページを使用する必要があります。 本記事のこちらのセクションを参照してください。
API から操作モードを変更する
API を介して操作モードを変更するには、Trackunit 開発者ハブ内の手順を利用します。 詳細については、Update desired state (希望する状態の更新) のページを参照してください。 一括デバイス設定についての詳細はこちら
💡 ヒント
さらにサポートが必要ですか?
左下隅にあるメッセンジャー アイコンをクリックして、カスタマーサポート チームにご連絡ください。










